適応障害&自律神経失調症コラム

転職を考えるなら、精神障害者手帳取得も視野に入れて。メリット・デメリット紹介

適応障害などを、長年繰り返してしまって働けなくなって・・・という相談が、最近多いです。

適応障害は、とある環境や因子に対して適応できなくて起こる、体の不具合や精神に症状が出てしまうもの。

環境を変えてもなかなか改善できず、まともに働けなくて気づいたら40代、50代、という相談のメールを目にするようになりました。

たとえば職場、職場のアイツが…!というパターンなら辞めたら症状は改善!となるはずです。

繰り返してしまうというのなら、適応障害だけじゃないパターンも考えてみなくてはなりません。

また、元々は適応障害だったんだけれど、そこから精神症状がいくつも現れてしまった…というのもあります。

■私の知り合いのケース■

若い時に看護師としてお仕事していたのが、人間関係でうつになり退職。

人混みがダメになりパニック障害、電車に乗って具合が悪くなってからは、●●線に乗るとパニック障害の発作が現れるように。

そして△△線でも■■線でも具合が悪くなって、どんどん乗れる電車の線が少なくなっちゃって…。

家ではモラハラの旦那の為に強迫性障害になってしまいました。

手を洗うのが止められなくなったり…と、聞いているだけでなかなか散々な目にあっています。

こうなると、心のレベルを上げてから云々なんて悠長なことが言えなくなってきます。

彼女はたまたまモラハラではあるけれど収入の安定した旦那さんがいるので、今はお仕事をしなくてもなんとかなっていますが、多くの人は働かないと生活は厳しいんじゃないでしょうか?

長年苦労している…という場合、心療内科のお医者さんに相談して、精神障害者手帳の取得を考えてみることも、視野に入れてみましょう。

精神障害者手帳って?メリットとデメリットは?

身体の障害に福祉手帳があるように、精神障害にも福祉手帳があり、これを持っていると税金の免除など様々な補助を受けられます。

その中に、「障がい者枠での就労」というのもあるんです。それはもう少し先に書きますね。

精神障害者手帳とは、1~3級に等級が分けられた、福祉手帳です。

精神障がい者福祉手帳を取得するメリット・デメリット

以下にお手帳を取得するメリットとデメリットをまとめてみました。

まずはメリットから。

  • 税金などが免除・減免される
  • 公共料金やNHK受信料、電話利用料などで障がい者割引が利用できる
  • 交通機関やアミューズメント施設などでも割引になる
  • 障がい者枠の求人に応募できる
  • 子供がいたら、保育園の入園審査の調整点加点になる

詳細ページ公式ページ

デメリットもどうぞ。

  • 「自分は障がい者なのか」とちょっとショック
  • 「障がい者」として見られる、知られる

ただ、このデメリットというのは、長年散々適応障害を繰り返して仕事にもつけずに悩んできた人からしたら「別に今更!」という程度かもしれませんね。

また、自分は普通なのかおかしいのか…という感じで悩んできた人は、「今自分は病気になっているんだ」と納得させてくれるものになるかもしれません。

精神障害者手帳は、2年で更新が必要なもの。

なぜかというと精神状態などは治ることがあるからです。

逆に悪くなって、等級が重たくなってしまう事もありますが…

ちなみに「見られる」といっても、自分から障害者手帳を見せびらかして歩かない限りは誰彼構わずバレて…というものではありません。

確かに何か割引などを受けようとするときには提示する必要はありますが、昨今珍しいものでもありませんので、受付の人は気にも留めません。

あとからあなたのことを何か言うこともありません。

思っている以上に、周りの人は他人を気にしていないんです。

デメリットはどちらかというと、自分の気持ち次第、というところかもしれませんね。

障がい者枠とは?企業と自分にどんなメリットがあるの?

障がい者枠というのは、企業が障がい者を雇用するために作ってあるもの。

これを利用して就職すると、企業は「この人はこういう部分が弱いんだな」と先に知っている状態になるので、後からトラブルにならないという大きなメリットがあります。

また待遇なども良い場合が多いので、一般採用よりもプレッシャーを感じにくくのびのびとお仕事をすることができます。

気持ちが病んでしまって、という人は、プライドなどが邪魔をしてることもあります。

ここまで来たら余計なプライドなんか捨てて、今自分ができる最良の一歩を考えてみましょう。

また、手帳を持っている方であれば利用できる転職支援サービスもあります。

まだ手帳申請を考えていない人も、申請中の人も、こんなものがあるんだ!というのは知っていてほしいです。