適応障害&自律神経失調症コラム

うつってどんな状態なの?

アメリカの精神医学会が作成をした診断マニュアル「DSM-Ⅳ」により
明確な定義づけがされていて、日本でも採用されています。

「DSM-Ⅳ」→「精神障害の診断と統計のためにマニュアル」
(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの略)

以下の9項目

1・悲しみ、落胆
2・喜びや興味の喪失
3・体重の変化(増加・減少)
4・睡眠障害(不眠・過眠)
5・焦燥感(あせる)、抑制(のろくなる)
6・疲労感
7・自分を「無価値だ」と思ってしまう罪悪感
8・思考・集中・決断力の欠如
9・繰り返しやってくる死への願望

このうち5つ以上の該当する状況が2週間継続すること
これがうつ病診断の基準です。
うつ病は大きなストレス(人生のステージの変化等)で起こるだけでなく、日々の些細な不満やストレスが溜まり、何かのきっかけ・トリガーでぽんと発症することもあるのです。
また、何かをやり遂げたあとに、発症することもあります。
(例:結婚式の直後、仕事で大きなプロジェクトを終えた直後など)
ストレスというのはどうしても「苦しいこと・悲しいこと」というところに目が行きがちですが(事実、それが心身症を引き起こす原因として最も多いのですが)
「嬉しいこと、驚いたこと」など、情動が強く揺さぶられたとき全てが人間にとってのストレスなのです。
そして、例にあげたような「大変喜ばしい結婚式をやり遂げた後」「仕事で大きなプロジェクトをうまく遂行した後」は気持ちのピークを過ぎ、力が抜けている状態にあります。なので、こういう時にも心身症・うつの発症の多いポイントなんだそうです。

失敗して凹む・・・みんな感じるんじゃないの?

失恋して泣いて落ち込む、仕事でやらかして凹む、これらは誰でも経験があるはずです。そうなんです、これはうつの一歩手前の心身状態「うつ状態」であるらしいんですよ。
これが、上記の9つの項目該当が2週間継続すると、うつ病と診断されます。
そこまで行かなくても、
・ひんぱんにうつ状態に苦しむ
・深刻さが増してくる、
・心が上向きになってくるまで時間がかかるようになってくる場合は、
カウンセリング等の外部からの対処を考えてもいいかもしれませんね。
だから、
うつ病は誰にでも起こる心の風邪、そしてそれをこじらせてしまった状態と思っていてください。
決して、あなたが特別に心が弱いだとか、そういったものではありません。誰にでも、起こりえます。